打合せでOさんの家に伺ったら、コドモたちが穴をあけた障子紙を

おじいちゃんが紙で補修していました。
コラージュのように美しい・・
民家園の障子紙の補修は、

ざっくりですが、これまた古い家によく似合う。
縁側の根元が腐ってしまった柱は、

大工さんが新しい木で丁寧な部分補修をしています。
新旧わかりやすいです。
国立市の古民家の雨戸鏡板の補修は、

もっと、わかりやすい。
新しい板を古い板に馴染むようにと塗装しないところが潔い。
年月をかければ、

こんなふうに自然と馴染んで美しくなる。
改修では、無理に新しい材料に古い色をつけたり、

古い材料を新しく見せるようにしない方が良いと思う。
「長く生きるほどさ、人生はより美しくなるよね。」
フランク・ロイド・ライト
長い時を生きた、

ある建物と老夫婦。