こぎん刺しと刺し子 and DIY

ツマの店musubiで10月21日から29日まで
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こぎん刺しと刺し子の展示会があります。

伝統に学びながら、今の、私たちの暮らしに寄り添った作品を生み出す植木友子さんのこぎん刺しと、茂呂居梅花さんの刺し子、
ふたりの針しごとをご紹介いたします。
是非いらっしゃってください。

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我が家の本棚には創刊号からの
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古い[暮しの手帖]があります。

昭和24年(1949年)発行の第2号に
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自分でつくる椅子が紹介されています。

まだ洗濯機や掃除機などの家電が一般にない時代、
家事の労働からせめて疲れが少なくなるようにと考えた[台所の椅子]。

材料は、リンゴ箱一個。
箱から釘を丁寧に抜いて、椅子になるように組み直してペンキを塗れば完成。

第7号には
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自分でつくる子供机が紹介されています。

文中より「新学期になると、子供に机を買ってやりたいと思う。
しかし、買えば子供の机といっても大人のものとあまりかわらないし、そのわりには、いいものは少ないのである。 
あれこれ考えたすえにリンゴ箱を買ってきて工夫することにした。」

あれこれ考えたすえにリンゴ箱を買った(笑)というのが、とてもいい感じ。
(ちなみに椅子は、ミカン箱を利用です。)
良い製品を探して買うのもよいが、身近で安価な材料を利用し大きさや高さを考えてつくってもいいのである。
人が既製品に合わせるのではなく、モノが人や家の雰囲気にあわせる方が良いと思う。

それにしても、、今の時代に安価な木のミカン箱はないが、
ホームセンターの安い板では、いかがなものだろう、、
しかもで、DIYで、、
みすぼらしくないだろうか、、貧乏くさくないだろうか、、

そんなことはない。
エンツォ・マリさんが1974年ミラノで開催した展覧会「Autoprogettazione」というプロジェクト。
Autoprogettazioneを直訳すると「自分でデザインしてつくろう」 となる(?)らしい。(怪しい・笑)。

マリさんは、粗末な板や釘だけで簡単に組み立てるカッコイイ家具の図面を公開した。
その中の家具に
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二種類だけの板でつくるSedia1という素敵な椅子があります。
(しか〜し、上のミカン箱のコドモ椅子も負けてないよねぇ。)

Sedia1は、
ちなみに、材料だけで売っています(三万数千円)。
ちなみに、ホームセンターのツーバイフォー材を利用して作れそうです。(三千数百円)。

わたしは、後者を選びます。
ん、貧乏くさい?(笑)。

DIYにご興味があり、今週末お時間ございましたら
ここ に、いらっしゃってくださいね。
by tuki-ichi | 2016-10-18 13:06 | 終了イベント
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